質屋マルカ（大阪府豊中市） | 日記 | 毛皮コート・ショールの買取／質預かり（質入れ）もお任せアレ！！

先日、毛皮の業者取引の場に行ってきました♪

バブルの時代には質草の代表格だった毛皮。
当店では、40年以上にわたって毛皮の買取／質預かりを行っていますので、筆者が子供のころには店の8畳間程度のスペースにぎっしり毛皮が保管されていて・・・
よくその中を走り回ったもんです。。。ｫｨｫｨ


ところで・・・「業者取引の場」って！？
私たちのような質屋やリサイクル店以外の人は、その存在や場所一生知ることができない、とってもとってもヒミツな隠された場所・・・

なんてウソです(笑)

でも、皆様にはほとんど縁がないと思います。
だって実績があったり認められた人以外は入ることができない、とってもクローズな場所ですし。

お客様から買取させていただいた毛皮などは、毛皮を扱う専門の業者を通して国内・国外に再流通するのです。

ネットで検索するといっぱーい出てくる毛皮買取店○○などもいて、ちょっとびっくり(+o+)
結局処分する場所は一緒なのね。。。

ものすごい数の毛皮がございまして。
見たり触ったり嗅いだりと五感（正直には3感？）をフル活用♪
現在の相場などのお勉強をさせていただきました。
こういう、自分のスキルを上げるための勉強ってものすごいテンションが上がります♪


ではでは！
そんな毛皮の査定ポイントをどどーんとご紹介！

① ミンク、セーブル、チンチラ・・・まずは素材！

「ミンク」・・・やっぱり、やっぱり、一番有名。
「セーブル」・・・超高級素材として知られ、なかでもシベリア産のロシアンセーブルは最高級品として知られています。そりゃもう、ミンクとは手触りや重さが全然違います。
「チンチラ」・・・白と黒の特徴的なデザインのチンチラ、触っているかわからないくらい、綿毛のような柔らかさです。こちらも高級素材ですね。

その他にも、「リンクス」や「レオパード」などは珍しい高級素材として重宝されています。
逆に、「フォックス」「ラビット」「リス」などはお値段が出にくい素材です。


② 毛皮の質はとっても大事！

次に大事なのは、毛皮の質です。
毛皮はもともと動物です。
最高級品とされるロシアンセーブルでも、色、柔らかさなどに個体差があり、それによってお値段がバ~ラバラ。
ロシアンセーブルのロングコートの買取価格は10~30万円と、もう全然お値段が異なります。


③ 毛皮の状態はどうですか？

購入した時には「わぁ~、きれい！」って思われたハズ。
でも。。。毛皮は劣化するんです！！！

日常的に使用するため、汚れやホコリなどでツヤがなくなってしまいます。
湿気が多いところに保管しっぱなしだと、全体的にベトーッっとした感じになっちゃいます。
日光に当たると、紫外線により色が変わってしまいます。
最初はきれいに整っていた毛並みもだんだんパサついてきます。

一つの目安としては「その商品が店頭で売られていたらどう思うか」を基準にするといいかもしれません。

お店に並んでいても不思議ではない品質なら、買取価格も期待できます。
逆に、これ？大丈夫？と思われる品質のものは、ほとんどお値段が出ません。

きれいなサファイヤミンクのロングコートが5万円の場合、状態が悪いと1万円以下になることもフツーにあったりするのです。
毛皮は衣類ですから！

④ 汚れ、ホツレ、破れなどはありませんか？

毛皮の裏地に汚れやシミはありませんか？
大きな糸のホツレなどはありませんか？
ボタン周りや襟周り、スソや手首などに破れはありませんか？

わずかなものは大丈夫ですが、大きな汚れ、ホツレ、破れなどは大幅な減額になります！
毛皮は衣類ですから！


⑤ 今でも着れるデザインですか？

何度も言ってますけど・・・
毛皮は衣類ですから！

着てると笑われる・・・そんなデザインではやっぱり高価買取は期待できません！
逆にシェアードミンクのデザインコートなど、シャレオツなデザインの場合は「おっ！」というお値段になります。
ショールなどは幅広いシーンで使えるため、比較的高額査定ですね♪
あと、むかーしに作られた毛皮コートは重い！重い！重い！重い！重い！
とにかくずっしり。
何かのトレーニングですか！？！？
ってくらい重いのです。

こういうのは正直・・・お値段が出ません。。。


⑥ ブランド、デザイナーのタグ？

毛皮にもブランドがやあります。
有名な「SAGA MINK」や「American Fur Awards」などのタグが内側についていると、やっぱり査定がアップします！（もちろん毛皮の状態がいいことが前提ですが）

そのほかにも、FENDIやLOEWEなどのブランドや、桂由美などのデザイナーズブランドの場合ももちろんお値段がアップします！


⑦ 夏？冬？時期は関係ありません！

買取店やリサイクルショップで衣類を販売するときは「季節が大切！」というのは定説。
そりゃ、だって、春にダウンジャケットを買取ったら、次のシーズンまで置いとかなくちゃいけません。
いわば不良在庫！！
品物の回転を早くすることでお店を維持するのが買取店／リサイクルショップです。

一方で我々のような「質屋」は、常に大量のお預かり品・在庫を抱えています。
厳重な倉庫があり、お預かり品や買取品などはそこで保管しています。
われわれは商品があることが前提なんです。（そりゃまあ早く現金化できればサイコーですけど・・・）
ここが根本的にチガウのです。
だから、夏であろうと冬であろうと、季節に関係なく買取価格／質預かり価格は一緒です！


色々と長々・・・書いてきましたが、最終的に「毛皮は衣類です！」ってことでしょうか(笑)
その時々の流行もあり、衣類なので劣化もしますし、再流通してもやっぱり「衣類」。
そこをポイントに我々も査定させていただきます。

いずれにしても、毛皮はお電話でお値段をお伝えすることができませんので、お手数でなければお店までお持ちくださいね！

豊中・北摂地域ナンバー1の買取を！！
⇒ 質屋マルカの毛皮コート・ショールの買取／質預かりはこちら